糸魚川ロングブログ

爆速ツイッター話題脊髄反射拳

「紙の本」原理主義者が電子書籍を作った話

(※この記事は自作の宣伝を含みます)

 

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諸君 私は紙の本が好きだ

諸君 私は紙の本が好きだ

諸君 私は紙の本が大好きだ

 

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ミステリーが好きだ

サスペンスが好きだ

コメディが好きだ

ホラーが好きだ

ファンタジーが好きだ

SFが好きだ

歴史小説が好きだ

時代小説が好きだ

企業小説が好きだ

 

童話で 児童書で

少年向けで 少女向けで

青年向けで 学生向けで

社会人向けで 親世代向けで

 

この地上で出される ありとあらゆる紙の本が大好きだ

 

戦列を並べた新刊の群れから シュリンクを剥がして匂いを嗅ぐのが好きだ

勢いよく開封された新刊から 今後の刊行案内が出てきた時など心がおどる

 

単行本版とカバーの雰囲気を変えてきた文庫本を

とりあえずでレジに持っていく時など 胸がすくような気持ちだった

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ジキルとハイドの二つの顔を私だけが知っている気分になる

そして決定的な証拠写真を並べるように 隣に並べてほくそ笑む

 

物語を読み進めながら 残りページの厚みを気にかけるのが好きだ

山場を過ぎてまだ厚いとき まだあなたには何かあるのかと

山場が来ないまま残り少ないとき 君はどう着地させるのだと

淑女と危険な恋の駆け引きをしているかのようなゾクゾクを覚える

 

小口に触れた時の 指で波打つ絹のような質感が好きだ

重量を気にして薄く それでいて裏写りしない 目に優しい淡いクリーム色の専用高級紙の化粧断ちをなぞれば 粘土板以来の文化の頂きに座している自分が見える

弦が弾けるような紙めくりの音も 幽玄閑寂のししおどしの音色かと聞き紛うほどだ

 

文庫本が文庫サイズのブックカバーに入りきらない時などは もうたまらない(ブチキレ)

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文庫サイズを主張する各社文庫が 私が頭を撫でる指とともに「背の高さは気分で決めました~」と白状するのも最高だ

大抵の文庫サイズブックカバーは 入る文庫レーベルの方が少ないとすら思いため息が出る

 

突然のデザイン変更に滅茶苦茶にされるのが好きだ(泣いてる)

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巻を追っていたときに レーベル側の刷新でデザインが不統一になる様は とてもとても悲しいものだ

シリーズ途中でイラストレーターさんが交代したり そもそも挿絵が突然0になったり

気軽なファンタジー小説が『リアル世界でのミステリー』を醸し出す時は 一粒で二度美味しい気分になる 

 

諸君 私は紙の本を 地獄のような紙の本を望んでいる

 

諸君 本屋に向かう紙の本大好きな諸君

君たちは一体何を望んでいる?

 

さらなる紙の本を望むか?

情け容赦ない スペースを圧迫する紙の本を望むか?

無限増殖を尽くし 三千キログラムの重みで床を抜かす 紙の本を望むか?

 

(^q^)「紙の本!!」

(^q^)「紙の本!!」 

(^q^)「紙の本!!」 

 

よろしい ならば紙の本だ

 

我々は本の帯を取り今まさに表紙を確認せんとする審美者だ

古書屋で奥付を見ては初版を見つけ「え……え……これこの値段で、いいの……!?」と周囲を見回す不審者だ

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だがこのスマホ時代で 娯楽の隅に追いやられてきた我々には 紙の本ではそろそろ苦しい!

 

電書を! 誰でもどこからでも買えていつでも読める電子書籍を!

 

読書はすでにマイナー趣味 動画サイトに駆逐された敗残兵にすぎない

だが本自体は 一騎当千の上質な物語体験だと私は確信している

ならば我らは電子化することで 動画を観てガチャを引く端末に世界最小の図書館として侵攻する

 

我々を娯楽の彼方へと追いやり 画面で何か見ている連中を叩き起そう

ラフクリーム文庫専用紙の匂いを捨てても

ページをめくるときの蕾が弾けるような文化の音色を失っても

半立体の油絵がモニタのCGイラスト取って代わられた時のように人は慣れる

形式は違っても本質は同じだということを思い出させてやる

 

スマホの容量を埋め尽くしてやる

 

紙の本原理主義者 状況を開始せよ

スマホに)征くぞ 諸君

 

新章突入――――!

 

――――

※元ネタは平野耕太先生の『ヘルシング』、少佐の演説です

 

 

というわけで、紙の本原理主義者の私も自分の殻を10個ほど破って、amazon電子書籍を3つリリースしました。↓からamazonの販売ページに行けるぞい

 

 

アプリストアからkindleをダウンロードすれば、電子書籍本を購入後、スマホタブレット・PCのどの端末でも読めます。

プロゲマは社会派eスポーツコメディ。210ページと、内容も文量も軽く楽しめる。

黒春は『白い巨塔』(山崎豊子先生)とか『ソロモンの偽証』(宮部みゆき先生)とか『白夜行』(東野圭吾先生)とか好きな人はハマりそうな、ゾゾゾとする社会派サスペンス一般文芸。 上下あわせて846ページとブレーキが壊れてる。

アプリストアからkindleをダウンロードすれば、スマホタブレット、PCのどの端末でも読めます。

買って₍₍ (ง´◉◞౪◟◉)ว ⁾⁾

ついうっかりポチって。

わし、ブログより小説の方がリミッター解除して遠慮無くやってるから。たぶん損はさせない。

で、

わしに

わしに焼き肉を食わせてくれ~~!!!!!!!

電書専用に作ってない商業出版の電子版よりも、品質いいよ! コーディング、苦労したからね!

ヨロシク~~~~~!!

(今ツイッターでは、商業漫画の1話目をそうと書かずに作者が連ツイして、結局宣伝というのが不快だorむしろ感謝だで喧喧諤諤になってる感じですが、個人出版で商業と同等品質のものが出せて流通に乗せられる以上プロとかアマとかの区別はもうわからないし(事務所所属の芸能人と無所属ユーチューバーがいて、どっちが人気者かは人による感じに似てると思う)、それにどんな素晴らしい物も「とにかく知ってもらわなければ底辺を這いずる」のは即売会とかにサークル参加したことある人や経営者なら断言できることなので、私は埋もれる前にどんどこ公開してほしいですぞ~って思いますぞ~!)

 

 

 

――――おまけ 電子書籍研究レポート――――

気になる電書の「読み心地」

私自身、電子書籍を作るにあたって参考にするために『散り椿』や他数作をkindleで買って読みました。

32年も紙の本に浸かってきた人間としては、最初は物足りなさを覚えました。

が、物語に夢中になってくれると『電子書籍を読んでいる』などという感覚は完全に無くなり、一気に読み終えた後に「あ、そういえばこれ、電子書籍だった」と、くやしいがパワーを認めざるを得ないべジータの気分になった次第であります。本当。

私は紙の本バイアスに凄く捕われていた方の人だったと思いますが『散り椿』を読んでいたら開始10分で紙だ電子だの区別はなくなっていました。紙の本原理主義者ではない方だったら、開始3分でシンクロ可能かもしれません。

 

kindleで小説を電子化するのについて「見開き絵を見開き表示できない」「挿絵前に(挿絵表示スペースの調整のため)謎の空行ができやすい」などの弱点は確かにありますが、

①表示フォントを選べる

②文字の大きさを自由に設定できる

③本文検索が可能

④しおり機能あり

⑤重量0mg

⑥(スマホなら)満員電車の中でも片手で読める

 という良点は認めざるを得ません。

 

①「表示フォントを選べる」

デフォルトでは明朝とゴシックから自由にチェンジできます。最近はフォントのダウンロードにも対応したそうで、お気に入りのフォントをダウンロードして雰囲気を合わせて読む……みたいな超マニアックな可能性も見えてきました。

ハリーポッターの英語版原書を、昔のレトロなアルファベットフォントで読めば、まるで魔道書を読んでいるようなのめり込み方ができますね。歴史小説隷書体や行書体で読むのも面白そうです。

 

②「文字の大きさを自由に設定できる」

これが、電書小説の今後の最高最大の強みとなるでしょう。私の両親は「仕事引退したらたくさん本を読むつもりだったけど、老眼がひどくなってもう本を読むのがしんどくてなぁ」とよく言っています。誰でも必ずやってくる『目』の問題。文字を大きくして対応できるのなら、そのアドバンテージは絶大です。また、読み上げソフトとの連携も今後は進んでいくでしょう。ちなみに、本文の背景色も白やセピアから選べます。

 

③本文検索が可能

htmlが、20年以上の時を経て本来の役割に復帰したという感動的場面です。

今やウェブページを表示するためのプログラム言語となっているhtmlですが、元々は「大学論文は複雑で長すぎるから、単語をポイッと検索できるようにしたい」という目的で「ハイパー・テキスト・マークアップ・ランゲージ=html」として誕生したものでした。要は「論文を、単語検索・部分検索したいし、送受信や複製もしたいからわざわざコンピューターで入力した。そのための言語」みたいな。

pdf型の電子書籍は違いますが、ほとんどの電子書籍小説がとっているリフロー型(html型。今回の私が組んだのもこれ)は、本文検索、目次ジャンプ、コピペに対応しています。

 

④しおり機能有り

しおりがあるか無いかで読書に向かうテンションが違ってくるものですが、kindle側の初期機能でしおり機能があります。どこまで読んでいたかが保存されるのはもちろん、紙のしおりや付箋を持ち歩くことなく、好きな場面は何ページでもブックマークできます。

 

⑤重量0グラム

紙って重い。黒春は紙だと上巻が396頁、下巻が450頁です。二つあわせると中型の国語辞典ぐらいの重さにはなります。二つ並べれば拳銃の弾やディオ様のナイフ投げぐらいなら防御可能な厚みでしょう。それがなんと、普段からスマホを持ち歩いている人からすれば+0mg!スマホは四次元ポケットですね。

 

⑥満員電車の中でも片手で読める

電車通勤・通学で毎日ひいこら言っている人に朗報です。必然的に圧殺のリスクをジョジョ立ちで回避するミッションとなる満員電車ですが、片手でつり革を持つともう残っているのは片手だけ。横持ちのスマホゲームは無理。文庫本でも余裕がないと無理。縦持ちの激しくないスマホゲームぐらいがベストな回答になると思うのですが……電子書籍小説はそれに割り込むことが可能! 読み上げ機能との連携が進んだら、さらにベストな選択肢になりそうですね。

 

そんな感じ!

紙の本原理主義者だった私は「紙の本の劣化」という印象が先にあってしまったのですが、実際触れてみると「それぞれに良いところがあるよね」って感じです。

 

すぐに読まなくてもいいから、3年後や5年後に読んでもいいから(本ってそういうもんです)投げ銭的な意味で、買ってくれると、ムッハー!

(*´д`*)ラーーーメン!!

ラーメン!!

トッピング全乗せ!

食べたいっ……!!!!!

モリモリ食べて、モリモリ続き書くし、モリモリ本も買って読む!

アイラブユー読者!

電書小説の先触れにしてくれることを祈り、fin!!

また会おう!!

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